老後2,000万円に向き合ってみる(②収入について)

 

 

世間で話題となった老後2000万円が不足するという金融庁の報告書。

報告書について賛否両論ありましたが、「結局のところ自分はどうなんだ?」ということで、

現時点で想定できる「老後の支出」を前回ブログで算出してみました。

https://gwork-glife.com/spending-2019-07-17

95歳まで生きる場合、65歳から必要な老後の生活費は1憶3300万円という試算となりました。

今回は、老後の収入についてです。

老後の収入は私の場合、

  • 退職金
  • 老齢基礎年金
  • 老齢厚生年金
  • 個人型確定拠出年金(iDeCo)
  • 個人年金
  • 労働収入(老後も働く)

が想定されます。

 


〇退職金

サラリーマンである私は、終身雇用のニンジンの一つでる退職金制度に加入してもらっています。

会社に毎月、退職金掛金を支払って頂いています。

ありがとうございます。

私の会社は大企業の底辺に位置し、退職金制度は充実しておらず、あまり期待できないと考えています。

また、転職していますので、加入期間が転職時からの起点となり、短いのも痛手です。

 


〇老齢基礎年金

老齢基礎年金とは国民年金保険を支払えば、老後受給できる年金です。

私はサラリーマンですので、厚生年金保険を支払っており、業界用語でいうところの第2号被保険者です。

厚生年金保険料を支払えば自動的に国民年金にも加入していることとなります。

つまり、厚生年金保険料に国民年金保険料が含まれています。

よって、老齢基礎年金が受給できます。

就職するまでの学生時代も国民年金保険をコンビニで支払っていたので、今のところ未払いなしのつもりです。

 


〇老齢厚生年金

老齢厚生年金とは、老齢年金の2階部分(上乗せ年金)と言われています。

繰り返しになりますが、私はサラリーマンで、第2号被保険者に該当するので、老齢厚生年金が受給できます。

老齢厚生年金は概ね収入に比例して厚生年金保険料が増加し、それに伴って、老齢厚生年金支給額も増加します。ただし上限があり、一定以上の収入を超えると保険料は頭打ちとなり、支給額も一定となります。

厚生年金保険料は、本業の収入のみ適用しており、私の切ない収入では、それほど多くは支払っていません。

老齢厚生年金の支給額はあまり期待できないかもしれません。

 


〇個人型確定拠出年金(iDeCo)

将来不安に陥った3年前の2016年の夏、iDeCoに加入しました。

iDeCoは、老齢年金の3階部分(上乗せ年金)と言われています。

個人型確定拠出年金に属し、月額2.3万円で年間27.6万円の満額を拠出しています。

加入してから約3年。近々、拠出金の総額が100万円に達しそうです。

政府や金融庁が推奨する自分年金のシステムiDeCo。

老後収入の一つの柱になってくれることを期待しています。

 


〇個人年金

iDeCoと同様、将来不安に陥った3年前の2016年の夏に民間保険会社の個人年金に加入しました。

個人年金の保険料は毎月1万円、年間12万円です。

加入してから約3年。拠出金の総額は36万円程度です。

個人年金の商品は、住友生命保険(相)の「たのしみワンダフル」です。

上限がありますが、拠出金に対して課税控除が適用できるので、節税目的で加入しました。

投資の知識がある今からしてみれば、加入は微妙でした。

米国株式のindex投資を積立てでやった方が、良かったと若干後悔しています。

元本保証で若干増える金融資産を保有していると、前向きに考えたいと思います。

 


〇労働収入(老後も働く)

定年したあと「悠々自適に隠居生活」は夢のまた夢。

私は健康が続く限りは、働くつもりです。

人生100年時代の豊かな老後の処世術は、年金の繰り下げ受給となるべく長く働くというツートップ。

シニアになっても働き続けるには、人脈と職能が重要と考えます。

 


とりあえず、老後の収入の項目と概要を整理してみました。

各項目の具体的な金額の算出は、次回以降のブログで書きます。

 

GOOD WORK GOOD LIFE.